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根津美術館

地下鉄銀座線表参道駅から徒歩7分

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表参道から青山の通りをしばらく行った所にある、しっとりと静かな美術館です。
東部鉄道の創始者・根津嘉一郎の私邸だったという広大な敷地の中にあって、庭園も美しく、緑の季節は本当にため息が出ます。池を囲んで7席のお茶室が点在していて、まさに都会のオアシス、別世界・・・という感じです。
収蔵作品は東洋古美術が中心で、茶の湯をたしなんだ根津氏のもとには用具の優品が集められたらしく、柴田勝家が信長から拝領したという柴田井戸(重文)や松屋肩衝茶入(重文)などという逸品も見られます。
でも、ここで絶対に忘れてはならないのが尾形光琳筆「燕子花図屏風」です。毎年5月初旬の1週間だけ公開されるもので、まさに「幻のカキツバタ」という感じです。実は、私もまだ本物を見ていません。
この作品は、人も橋も流水もすべてを省略して燕子花の群落のみが描かれていて、絶妙をきわめた構成で、ぜひ一度は鑑賞しておきたい名品です。
それにしても、東京の真ん中であるにもかかわらず、これだけひっそりと静謐な場所があるということは驚きです。とても大切なことを思い出せそうな美術館です。
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