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弥生美術館

千代田線 根津駅下車徒歩7分

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東京大学弥生門の斜め前にひっそりとたたずむ、やさしい印象の美術館です。
竹久夢二美術館といっしょになっていて、大正ロマンを代表する画家たちの作品が集められてるのが特徴です。高畠華宵の作品が常設されていて、当時のさし絵、紙芝居、漫画、風俗資料まで、たんねんに集められています。それは、創設者である鹿野琢見氏の、作品への深い思いが凝縮されたものであり、こちらへも充分に伝わってくるものがあります。
大正ロマンを一言で表せば叙情的・・・と言うのでしょうが、そこに描かれている女の子や男の子は昔っぽい理想的な顔立ちをしていて、何やら健康的で、うれしくなってしまいます。でも、それはどこかとてもはかない感じで、そういう時代だったのかなあ・・・と思わせてくれます。
さし絵を中心とした美術館はほかにはないと思いますし、親切に展示されているので、一度は行ってみてほしい美術館です。今では考えられない時代に、触れることができます。
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